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マイクロエンジニアリング専攻は、21世紀における人間社会・生活に大きな変革をもたらす原動力として期待されている微小な機械の研究開発能力を有する研究者・技術者を養成するための教育研究課程です。

本専攻では、機械工学の基本知識をベースに、ナノメートルオーダーからマイクロメートルオーダーの微小領域特有の物理現象を解明し、ナノレベルで発現する量子効果を利用するために必要な量子工学、材料を創製し加工するための微小領域における材料工学・微細加工学、ナノ・マイクロシステムを構築し思い通りに動かすためのシステム工学・制御工学、などの学問分野を修得します。また、最も精密な微小機械の集合である生体に学び、微小機械を生体・バイオテクノロジー分野と融合をするための生体機械工学なども修得します。ナノ・マイクロエンジニアリングに関する講義科目群の履修、および微小機械に関わる先端的なテーマに積極的に取り組む研究活動を通じて、ナノからマイクロの領域における微小機械に関する先端分野の高度な研究能力を有する研究者・技術者の養成を目指しています。

ナノ・マイクロエンジニアリングは、工学のみならずバイオエンジニアリング分野や医学・生命科学分野をはじめとする多くの分野に関連することから、近年急速に発展している異分野との融合領域と位置づけられます。本専攻の修了者は、機械工学を取り巻く異分野との融合領域における研究開発のリーダーとして幅広く活躍することが期待されています。

このような教育研究を行うために、本専攻には、構造材料強度学講座、ナノシステム創成工学講座、ナノサイエンス講座、マイクロシステム創成講座に加えて、ナノバイオメカニクス講座が協力講座として設置されています。