カリキュラム

機械工学群のカリキュラム

機械工学群(機械理工学専攻・マイクロエンジニアリング専攻・航空宇宙工学専攻)では,3専攻間でカリキュラムの共通化を図っています.いずれの専攻にも深く関係する科目を基幹科目として提供するとともに,各専攻において重要であるとされる広範な科目を発展科目として提供し,学生の専門分野と興味に応じた多様な科目選択を可能にしています.

英語講義

英語講義には,複数の教員がシリーズで講義する科目「先端機械システム学通論」,「新工業素材特論」を設け,また,文部科学省21世紀COEプログラムの機械工学群教育研究拠点に立ち上げた博士後期課程科目「21世紀COE複雑系機械工学セミナー A~F」での発表と討論は,すべて英語で実施されています.

修士課程のカリキュラム

修士課程では,各専攻が提供する必修科目である「特別実験及び演習第一,第二」(各5単位)に加えて,基幹科目(8科目16単位)の内から5科目10単位以上を修得することを課程修了のための要件(合計30単位以上)としています.発展科目のなかには,インターンシップ科目や,企業における開発研究・設計・生産・経営・知財などの実態を学ばせる科目があります.その講義には,企業・研究機関などの外部から講師を招いています.修士課程における研究(「特別実験及び演習第一,第二」)の進捗状況については,修士課程第2学年の初めまでに中間発表会を実施し,複数の教員によるきめの細かい指導を行っています.

博士後期課程のカリキュラム

博士後期課程学生については,社会人特別選抜学生についても,6単位(平成20年度入学者からは10単位)以上の修得を修了要件としています.博士学位取得のために要する期間については,研究の実績に応じて短縮する制度を設けています.とくに社会人の博士後期課程特別選抜学生については,研究の進捗状況に応じて柔軟に対応しています.また,工学研究科における教育プログラム改革に対応して,連携コース・融合コースの設置について積極的です.

協力講座

医生物学研究所・産官学連携センター・原子炉実験所に属する7研究室は,協力講座として機械工学群3専攻と強く連携しています.3専攻に属する大学院学生を受け入れ,教育・研究活動を分担しています.また,工学研究科の横断的組織であるインテックセンター高等研究院・ベンチャー ビジネス ラボラトリー(VBL)にある研究設備を共同利用することにより,学生の教育・研究活動の充実を図っています.平成18年度に創設されたナノメディシン融合教育ユニットにおける医工連携教育においては,機械工学群の教員が「ナノデバイスコース」を担当しています.